特に力を入れている治療
当院は下記の治療に力を入れています。
詳しくはそれぞれのページをご覧ください。
骨粗鬆症
骨粗鬆症とは、骨量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる疾患です。
身体の一部である骨は新陳代謝をしています。健康な骨は、骨形成(骨を作る働き)と骨吸収(骨を壊す働き)がバランス良く繰り返されます。しかし、このバランスが崩れて骨形成よりも骨吸収が盛んになると、骨量が減り、骨がスカスカの状態になり、骨粗鬆症を発症します。
骨粗鬆症は痛みなどの自覚症状が少ないため、定期的に骨密度検査を受けるなど、日頃から注意が必要です。
当院にはDEXAという骨密度測定器があり、予約なしで骨粗鬆症検診を受けることができます。
骨粗鬆症に詳しい医師が対応しますので、すぐに治療につなげます。
骨折リスクの高い疾患であるため、転倒予防のリハビリテーションも行っています。
頚背部痛・腰痛
首や背中・腰の痛みは、外来受診の理由として最も多いものの1つです。原因によって、身体の他の部位に神経症状を伴うことがあります。
当院では、薬物療法や注射治療のほか、リハビリテーションなどを行っています。
首の痛み
首の痛みの原因は、肩凝り、寝違い、椎間板ヘルニア、頚椎症、姿勢による問題などがあげられます。上肢に痛みやしびれが生じている場合は、椎間板ヘルニアの可能性が考えられます。
背中の痛み
背中の痛みの原因は、加齢による骨の変形、骨粗鬆症、筋肉痛、姿勢による問題などがあげられます。高齢者では、転倒歴がなくても、脊椎圧迫骨折が生じることがあります(いつのまにか骨折)。また内臓に問題が生じて背中に痛みが生じることもあります。
腰の痛み
腰の痛みの原因の多くは、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、圧迫骨折があげられます。若い方には、腰椎分離症や側弯症も考えられます。
関節痛
人間の身体には、足・膝・股関節・肩・肘・手などたくさんの関節が存在します。
当院では、関節痛に対して薬物療法や注射治療のほか、リハビリテーションを行っています。
関節痛には様々な種類があります。
- ケガによるもの
- 感染症・痛風・リウマチなどの疾患が原因のもの
- 関節に負担をかける生活やスポーツの継続によるもの
- 加齢によるもの
その中でも、「変形性関節症」が最も多い疾患です。
予防医学
健康寿命とは心身ともに自立し、健康的に生活できる期間のことです。
健康寿命を延ばすには、自立度の低下や寝たきり、つまり、要支援・要介護状態にならないための予防が重要になります。
ところで、要支援・要介護の最も大きな要因は運動器の障害です。運動器の障害により、移動機能が低下した状態をロコモティブシンドロームといいます。現代人は足腰を使う機会が減っているため、子どもからお年寄りまで、全世代の方に注意が必要です。
当院ではロコモ予防のためのリハビリテーションを行っています。
側弯症
側弯症は成長期の児童に発症しやすい疾患です。背骨を正面から見たときに、左右に曲がっている状態を指します。弯曲が進行する前に発見し、治療を開始することが重要です。
小児の側弯症を診ることができる医師は全国的に限られますが、当院では経験豊富な医師が対応します。また、予約なしで側弯症検診が可能です。
リハビリテーション
リハビリテーションとは、疾患や障害で動きが鈍くなった運動器に働きかけ、従来の動作に近づけるものです。また、健康維持や予防も目的としています。
当院では医師の指示のもと、理学療法士が、患者さんの疾患や状態に合わせた丁寧なリハビリテーションを行っています。物理療法だけに頼らず、患者さん自身の筋力を強化することで、症状の改善や緩和を図ります。
一般的なリハビリテーションに加え、骨粗鬆症患者さんの転倒予防のためのリハビリテーションも行っています。