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頚背部痛・腰痛

首や背中・腰の痛みは、外来受診の理由として最も多いものの1つです。原因によっては、身体の他の部位に神経症状を伴うことがあります。
当院では、薬物療法や注射治療のほか、リハビリテーションを行っています。

下記の症状がみられる方は、お気軽にご相談ください。
  • 首や背中・腰に痛みがある
  • 体にしびれがある
  • 力が入らない
  • 長い時間歩けない
  1. 頚痛について
  2. 背部痛について
  3. 腰痛について
  4. 頚背部痛・腰痛の治療
  5. 頚背部痛・腰痛の予防

頚痛について

首の痛みの原因は、肩凝り、寝違い、椎間板ヘルニア、頚椎症、姿勢による問題などがあげられます。上肢に痛みやしびれが生じている場合は、椎間板ヘルニアの可能性が考えられます。

椎間板ヘルニア

背骨をつなぐクッションの役割をしている椎間板が後方に飛び出すことによって起こります。姿勢の悪さやスポーツが原因になることもあります。

頚椎症

椎間板が年齢とともに痛んで、頚椎が変形した状態をいいます。

背部痛について

背中の痛みの原因は、加齢による骨の変形、骨粗鬆症、筋肉痛、姿勢による問題などがあげられます。高齢者では、転倒歴がなくても、脊椎圧迫骨折が生じることがあります。

骨粗鬆症

骨量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる疾患です。痛みなどの自覚症状が少ないため、定期的に骨密度検査を受けるなど、日頃から注意が必要です。

脊椎圧迫骨折

背骨が押しつぶされたように変形してしまう骨折です。
人間の背骨は24個の小さな骨(椎体)で構成されています。
骨粗鬆症が進行すると骨密度が低下し、骨がもろくなってしまうため、転倒はもちろん、くしゃみや重いものを持ち上げるだけでも椎体がつぶれてしまうことがあります。

腰痛について

腰の痛みの原因の多くは、変形性脊椎症、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、圧迫骨折があげられます。若い方には、腰椎分離症や側弯症も考えられます。

変形性脊椎症

加齢による背骨の変形によって骨のとげができてしまい、神経を圧迫することで痛みが生じる状態をいいます。

腰部脊柱管狭窄症

脊髄は脳から四肢へ様々な命令を伝える神経の束ですが、脊髄が背骨の腰の部分で圧迫され、下肢のしびれなどを起こしている状態をいいます。

腰椎分離症

腰椎の後方部分が分離した状態をいいます。
疲労骨折が原因と考えられており、成長期に、スポーツの練習などで繰り返して腰椎を反らしたり回したりすることで起こります。
腰椎分離症が悪化すると腰椎すべり症に進行することがあります。

側弯症

背骨を正面から見たとき、左右に曲がっている状態で、弯曲の角度が10度以上であるものを指します。
痛みなどの症状を出すことは稀ですが、進行すると、健康に影響を及ぼすような障害を引き起こすことがあります。

頚背部痛・腰痛の治療

疾患や症状に合わせて、適切な薬物療法・ブロック注射・リハビリテーションなどを行い、症状の緩和や改善を目指します。手術が必要と判断した場合は、連携医療機関を紹介させていただきます。

薬物療法

痛みや炎症を抑えるために、内服薬や湿布などの外用薬を処方します。
様々なお薬がありますので、患者様さんに応じて選択させていただきます。

ブロック注射

痛みの部位の近くの神経やその周囲に麻酔剤や抗炎症剤を注射し、痛みをやわらげる治療法です。1度の注射で症状が改善することもありますが、何度か継続的に注射をすることもあります。

リハビリテーション

理学療法士がリハビリテーションを行います。
患者さんの状態に合った運動プログラムやストレッチを行い、運動器の可動域を広げたり、筋力トレーニングをしたりします。
また、ご自宅でできる自主トレーニングメニューも提案させていただきます。

頚背部痛・腰痛の予防

正しい姿勢を取り、背骨に負荷をかけすぎないようにしましょう。腹筋や背筋を鍛えることも効果的です。
痛みやしびれを感じた時には我慢せずに、整形外科を受診し、適切な治療を始めることが重要です。
困ったときは当院までご相談ください。

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